大告知

2008年9月30日(火)01:27 投稿者 マギー

もういろんなところで発表されとりますが・・・。
情報公開を粘ったぶん、いろいろ書くよ。

『親孝行プレイ』原案 みうらじゅん
脚本・監督 マギー 
出演 要潤 安田顕 斉藤工 

10月1日 毎日放送 深夜1:25〜スタート!!
(全国各地で随時放送スタート)
(CS放送TBSチャンネルでも放送決定!!)

古くは『やっぱり猫が好き』、最近では『HR』。そしてその間にひっそりと輝く『さるしばい』(笑)・・・。
あーいった30分のワンシチュエーションドラマ(シットコム)でございます。

「親孝行とは“プレイ”である」
そんな切り口で、親孝行の概念を打ち破ったみうらさんのエッセイ『親孝行プレイ』。
「これをシットコムでやりたい!男三兄弟で」
そんなお題をプロデューサーからいただいたのが、6月頭。

「そもそもエッセイをドラマにするってだけで難しいのに、それを三兄弟でやるだぁ?しかもシットコムで?無理無理!」
と、断らなかったのはリスペクトするみうらさんのエッセイがすごく面白かったから。
それと、それを読んで俺も『親孝行プレイ』をしてみたくなったから。

脚本・監督という大仕事へのモチベーションの半分はオレ自身の親孝行“プレイ”です。

ジョビジョバのシットコム、TV初レギュラーだった『さるしばい』からちょうど10年。
10年を経て『さるしばい』へのリベンジ?オトシマエ?アンサーソング?
ま、なんか10年で一周ぐるっと回った感じも面白く、大仕事を引き受けさせていただいた次第です。

そう、まったく私的な動機です。
いいじゃんたまには。そんなんも。
そんぐらいが逆にいいってこともあるかもじゃん、逆に。

そんなこんなで、みうらさんのイズムを注入しつつも、全くオリジナルなワンシチュエーション・ホームドラマに仕立てました。

脚本書いたし、演出したし、編集したし、音楽つけたし、
エンディング映像の写真の半分はオレが撮ったのだし、
出演はしていなけどマギ汁が充満しまくってるのは確かです。
それがイヤな人はしょうがないや。アンタとは気が合わないや。

全12話中、6本の脚本・監督を担当予定。(脚本のみ担当回もあり)

気が合いそうな人は、お見逃しなく。

B/W

2008年9月20日(土)04:02 投稿者 マギー

何度も言うが今やってるナイロンの公演は、白黒2チームに分かれている。
自分が本多劇場にいない日も、そこでは同じ物語が進んでいる、というのは不思議な体験だ。
この企画は本当に演じているほうは面白い。
稽古場で飲み屋で楽屋で、芝居のことが話題にあがることが本当に多い。
ときにそれは技術論に、対チーム論に、やがては精神論になっていく。
なんともエンゲキ人っぽい会話。普段、全然しないからたまにはいいかと思う。
随分、若く、青い会話にもなる。それをしているのはアッパー40の兄さん姉さんだったりする。
そんなん含めて稽古場から「この企画ならでは」のノリが漂っている。

んで、一昨日、自分の出ていないホワイトチームの初日を観劇。
いやーこれまた不思議な体験。
本当に違う。もちろん台本、演出的に違う箇所も多い。
が、そういうことじゃなくて、同じ台詞、演出のところにこそ感じる違いに圧倒される。
なんかもう、流れるリズムが、発せられるニオイが、全くもうホントに違うのだ。

ある一定の、まぁ、最低レベルの技術を備えた段階で、役者はやはりその人の持ってる人間性が表現の多くを支配する。
それが個性ちゅうヤツなのか。
「どっちに傾いているのか」、その集合がその人の個性なのだろう。
ヒトは相対する二つのものの間で、必ずどっちかに多少は傾いている。
陰か陽か。暖かいか冷たいか。
理系か文系か。体育会系か文化系か。
笑わせたいか笑われたいか。ツッコミかボケか。
ナルシストか恥ずかしがりか。モテてきたかモテないできたか。
ポジティブ思考かネガティブ思考か。こだわり派か無頓着か。
SかMか、告白するほうか、されるほうか。
みんなどっちかに少しだけでも傾いている。
この微妙な人としての傾きの配合が、カレーのスパイスのブレンド具合みたいに、その役者の技術を超えた『味』になる。
それが同じ台詞の響き方、説得力、面白み、ときには意味さえも変える。

そんなことが如実にブラックとホワイトの両方を見てダイレクトに入ってきた。
そんなことを、つまりは「役者たるや!」なんてことをツラツラ考えてしまうような、
そんな思考回路になるような空気が稽古場に楽屋に飲み屋に漂っている。
そんな機会に恵まれたこの企画、やはりやってるほうは面白い。

そんじゃ見るほうはどうなのか。
果たして客席にはなにが届いているのか。
きっと両方見ると、いろんなことが感じられると思いますぞ。

(写真はほろ酔いで帰る途中。新携帯のカメラにて)

ガショー

2008年9月17日(水)02:35 投稿者 マギー

本日、無事、舞台初日があけましておめでとうございます、でした。
現在、初日の“オトソ”をクイクイっとあけまして、おめでとう気分に浸っております。
今回、なっかなかにお客さんに挑戦的なボールを投げ込む二時間半。
果たしてどう受け入れられるんだろう・・・?と興味大半、若干不安で迎えた初日。
お客様にはあまり味わったことのない肌触り、「ザラッとしつつザクっと刺さる」的な触感をお持ち帰りいただけたような・・・
だとしたら本望、思う壺なんですけど。

いつも以上に繊細で揺るがないものが要求される今回。
そのなかにも日々漂うゆらぎを捕まえつつ、毎ステージ精進したい、と、ほんのり正月気分で元旦の誓い。
やっぱステージの上がホームグランド。ホント何度やっても初日には毎度再確認します。

そんな今日までバッタバタだったここ数日、これまたややこしいことに携帯電話が壊れてしまいまして。
データごとぶっ飛んでしまいました。あわわわわわわ。
てなわけで、ここ一年半のうちに連絡先交換した皆様、アナタからのご連絡、お待ちしてます!

ここでこのまま連絡がとだえるような人は、そもそもたいして友達じゃなかった、と割り切るしかないやなぁ。

忙しくてマニュアルも読めないまま、新携帯を使っています。
しょうがない、本番中の空き時間に楽屋で読むとしよう。

明日は六角の出演するホワイトチームの初日。楽しみ!
では、皆さん、下北沢でお待ちしています。

オカン高校

2008年9月7日(日)04:35 投稿者 マギー

更新が滞るとウチの母親が心配するのだが、
現在、ナイロンの稽古は佳境!&そして脚本・監督プロジェクトも絶賛進行中!
二足のわらじで全速力で走っております。
忙しいっちゃもちろん忙しいんですけど、精神的にいっぱいいっぱいっかっていうと全くそんなことはなく。
飲んで帰ったりする余裕もあるし、ちゃんと寝てるし。
ただ、ギリギリ、ここに書き記す時間だけがないのです。

オカンよ、心配するなかれ。

ナイロンは他の役者さんのブログにも書かれてるので隠しもしないけど、
ついこないだ、ようやく台本が全部上がったというわりと切迫した状況で。
とはいえ、オレ自身は全く焦ることも煽ることもなく、平常心で日々稽古しております。
寄せ集めのチームではない、“劇団”の集団力に我々ゲスト陣が乗っかってのラストスパート、
これまでのプロデュース公演では味わえなかった稽古場の空気が新鮮でございます。
ま、面白い作品になることは、確かでございます。

オカンよ、心配するなかれ。

そして、進行中の脚本・監督プロジェクト。
更新を案ずるウチのオカンへの親孝行になるような作品を創っております(笑)。
テーマは『親孝行』。そんなシットコム(ワンシシチュエーションドラマ)。詳しくはまた今度。

オカンよ、お楽しみに。

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