本日発売!

今回のジョビジョバDVD、7巻同時再発に合わせて、改めて各作品へのコメントをここで。

『さるしばい』。なんせTV初レギュラーってことのフレッシュ感が見所。舞台しかやってなかった六人が、テレビのスタッフと、テレビのスピードで、テレビのジョビジョバを模索した番組。初めて素材として他人に料理してもらったという意味でも、笑いのパターンにもいろんな種類がある作品。

『ロクタロー』は、逆に舞台のやり方をテレビに持ち込んだ番組。舞台同様、オレの演出で徹底的にリハーサルしたものを、本番一発で撮る感じ。宮藤さんや細川くんの力も借りて、六人の笑いの濃い部分が出せた作品。いまだに「あれ面白かったす!」って言われることが一番多い番組だし、それがレギュラー二本目で作れたってことは俺たちのちょっとした誇りです。

『ジョビジョバ大ピンチ』。初演は俺が22歳のとき。この作品でフェスティバルに優勝したり、後に映画化されたり、初めて全国ツアーしたり、今でもどこかで学生にコピーされてたり・・・思い入れの強い作品のひとつ。
実はこれにはDVD化出来なかった本当のラストシーンがある。楽曲の権利問題でDVDでは全く別のエンディングを演出した。あのラストシーンに違う楽曲を当ててもイマイチだってことは、ステージを観てくれた人は理解してくれるだろう。もちろん、DVD版のラストも悪かない。

『ジョビジョバのバ』は、そういう思い入れが全くないんだけど(笑)。秋元康さんが当時、俺たちをすごく買ってくれてて。その秋元さんがYouTubeなんかが流行るずっと前の、PCで動画を見るってことすら新しかったときに「WEBで毎日観る1分のコントを」って企画してくれた。「外れの回があってもいい」とか、秋元さん流の考えに刺激を受けた。確か1日か2日で全部撮ったんじゃなかったかな。それ以来、見返してもないけど・・・。この機会に見るか。

こないだツイートもしたけど、うろ覚えの記憶の欠片を大切にしてくれてたり、ビデオが擦り切れるほど見てくれたファンもいるこれらの作品が、今この時期に再発されて、記憶の上書きをしてもらえるのはとても嬉しいことで。何より、当時を知らない子たちの目に触れるチャンスをもらえたことが素直に嬉しい。中には子どもと一緒に見ます、なんて人もいるみたいだし。オレも子どもに見せてみようかな・・・。

過去のライブ作品もDVD化して!って声は以前からたくさんいただいてんだけど・・・。ジョビのライブの大切な要素のひとつに、ハセや音響スタッフのハンダース軍曹が選曲した「カッコイイ音楽」ってのがあるけど、これがね、権利の問題で一切使用できないのです。
(U-1が何故DVD化できるかっつーと、ほぼオリジナル曲を使ってるからなのね)
まぁだからこればっかりは記憶の中でじゃんじゃん美化してもらうしかないや(笑)。ま、本来ライブってそうあるべきものだしね。

9月にはU-1グランプリCASE05『ジョビジョバ』も発売します。
今回は特典映像も充実できそう!お楽しみに!です。